販売促進のスタートはスケジューリングから

販売促進は誰かとの取引機会がある業者ならば常に意識をしなくてはなりません。しかし実際に販売促進を行うと様々なことを考えなくてはなりません。そこで重要なポイントとなっているのがスケジュールなのです。

どうして販売促進にはスケジュールが重要なの?

ではまずどうして販売促進にスケジュールが必要なのかというと、これには「顧客の消費」が、一年を通じて変化するからです。例として、アイスクリームショップがスケジューリングを行うとしましょう。

アイスクリームは暑い夏だと良好な売れ行きが予想されますが、逆に冬場だと売れ行きが鈍くなってしまいます。つまり夏場は「売上をさらに伸ばす」こと、冬場は「売上の減少をカバーする」ことが重要です。二つの目標が異なる以上、行うべき方法が変わってくるのは当然です。

またどのような企業であっても販売促進に投下した資本が、売上となって帰ってくるまでにはタイムラグがあります。投資直後は赤字になりやすいものですし、またタイミングによっては全く売上に繋がらないこともあり得ます。そのため一年間の経営を見据え、計画を立てていく必要があるのです。

どのようなことを考えればいいの?

考えることは様々にありますが、まず最初に考えたいのが投資する資金額と利益に繋がる売上額です。100万円を宣伝広告費として投下して200万円の売り上げに繋がればそれは大成功ですが、50万円しか売上に繋がらなかったのであれば、金額的にはさほど意味が無かったと言えます。

事前にどのような宣伝広告をするとどれくらいの売り上げが期待できるのかということをシミュレートすることは非常に重要です。また自社の資金のバランスも考えなくてはなりません。毎月の売り上げが50万円しかない小売店で、100万円をかけて販売促進をするのは現実的に考えて非常にバランスの悪い経営となります。販売促進はその後の売り上げの為の投資ですが、この際には資金のことをまず最初に考える必要があるのです。

スケジューリングの注意点

スケジューリングの注意点として押さえておきたいこととして挙げられるのは、一般的なイベントに対する価値評価と、自社の顧客が持つイベントに対する価値評価は必ずしも同一ではないということです。
顕著な例にはなりますが、例えば敬虔な仏教徒しかいない土地でクリスマスセールを行ったとしても、それが一般的な土地で行うセールと同様の効果を示すかと言われればかなり疑問が残ります。

こうしたことは実際に顧客に対してヒアリングをすることが最も効果的ではあるのですが、より簡易的な手法としては一ヶ月間あたりの顧客の年齢、性別、職業などのバランスを確認し、最も多く来客する相手にとっての価値を考えてスケジュールを立てるようにした方が良いでしょう。販売促進を成功させられるかどうかは、事前のスケジュールにかかっているのです。