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秋葉原名物ともいえる、おでんの缶詰「おでん缶」。その火付け役として知られるのが、チチブ電機 代表取締役会長 小菅英臣氏である。
チチブデンキで取り扱う食品缶の数々。秋葉原土産として大量に購入する人もいるため、店内でも取り扱っている。
小菅氏がおでん缶を取り扱い始めたのは今から14年前。冬期に飲料水自販機の売り上げが落ちるというのは、業界では常識。しかし夏期に比べて極端に売り上げの落ちる秋口から冬にかけて、何か売れるものがないか模索したのがきっかけだという。
「スープやおしるこなど試みてみた中で、一番安定して売れ続けたのがこのおでん缶でした。14年前は、この周囲にコンビニもなく、飲食店もほとんどありませんでした。電気店の成長が著しく、飲食店が開店できるような場所がなかったのです。そのような中で、秋葉原に買い物に来た若い人たちが、手軽に小腹を満たすのに、おでん缶を買ってくれるようになりました」(小菅氏)
2006年の「電車男」ブームやつくばエクスプレスの開業などで、秋葉原が注目され、人が集まるようになった。それに伴っておでん缶の人気も爆発的なものとなった。「2006年にはラーメン缶が登場し、その後、冷やし中華、カレーうどん、ぞうすいからパスタ、パンまで、一気に種類が増えました。新しいものが出るとブログなどで紹介され、さらに話題が広がりました」(小菅氏)

チチブデンキには現在11台の自販機が設置されている。1台につき、日商100本をノルマにしていて、成績の良くない自販機は入れ替える。日々の売り上げを見ながら、オペレーション企業とより売れる商品を模索する。売れそうな商品を、小菅氏が提案することもあるという。
チチブデンキに置かれている自販機は、基本的にメーカー自販機。しかしメーカー商品だけでなく、おでん缶のような一部例外商品が置かれているのは、人気のある場所だけにメーカーも融通しているのだという。これからも新しいもの好きな秋葉原を訪れる人に向けて、様々な商品を提案していきたいという。

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