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【カキモリ】オリジナルノートをその場で製本 新しいサービスでリピーターを獲得

販促会議 2011年9月号掲載 詳細を見る

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小さな町工場が多く、問屋の多い浅草や田原町に隣接する蔵前。その一角、大通り沿いに文具店カキモリはある。木の質感を生かしたシンプルなつくりの店内には、「書く楽しさ」を提案する万年筆、ノート、レター類が整然と並ぶ。

 カキモリでは、紙やリング、ゴム留めなどを自由に選び、1冊から作れるオリジナルノートが人気を集めている。来店客の約4割が注文するというノート製作サービスは、「他店ではやっていない新しいことをしたい」という同店オーナー 広瀬琢磨氏の思いが形になったものだ。

「ネット通販が増えてきた文具業界では、ただ商品をそろえるだけの小売店は生き残りが難しくなってきています。そこで、何か新しい商品をと考えているとき、リングノートを加工できるアメリカ製の製本機に出会いました」(広瀬氏)。

 材料を選んだ後、5~ 10分ほどで製本され、ノートを持ち帰ることができる。自分用に購入する人のほか、贈答用としても需要があり、2冊目のノートを作りに来るリピーターも多いという。

 店内にはノート材料の紙や革が多数用意され、手触りや風合いなどを確かめられるようになっている。また、材料が並ぶ棚の上部には、初めて注文する人にも分かりやすいよう、「ノート、便箋オーダーのしかた」と書かれた大型POPを掲出している。

 もう一つの特徴は、万年筆の多さだ。壁には1000円台から3万円まで、さまざまな種類が並び、それぞれ試し書きができる。「多くの文具店では、高額万年筆はガラスケースに入ってディスプレイされています。そうなるとどうしても試しにくい。それを解消するため今の陳列にしました」(広瀬氏)。試し書き用紙も数種類あり、オリジナルノートと合わせた提案も行っている。

 同店では、文具を通して書く楽しさを提案するとともに、コミュニケーションのある下町らしい店舗を目指すとしている。

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