販促会議web » トップ の 現場力 » 【コナカ】毎月 40 冊以上の 雑誌購読で 情報を収集

トップ の 現場力

【コナカ】毎月 40 冊以上の 雑誌購読で 情報を収集

販促会議 2011年9月号掲載 詳細を見る

タグ: , , ,

Q:業界に先駆けて新しい商品を提供し続けるための「現場力」とは?

お客さまからいただいた声を商品アイデアの源にしていくスピードと正確さです。その際、お客さまからの声はもちろん、「これがあったからお客さまに喜ばれた、これが足りなかったので、購入につながらなかった」という現場の販売員のニーズ、売り場スタッフのニーズはより正確だと考えています。こうした声を拾って有用なオペレーションにのせていくには、単にヒアリングスキルがあればいいというものではありません。例えばシャワークリーンスーツなら、全店統一で模擬販売のコンクールを実施し、話法や情報提供の仕方を学ぶことで、サービスがレベルアップします。そこまでして初めて、お客さまから次に生かせるような言葉が引き出せますし、その言葉の価値に気付けるようになります。商品企画につながる精度の高い声をいかに集められるかが重要です。

Q:よりタイムリーに、正確に現場の情報を集める仕組みは?

グループウェアを使った報告もありますが、文字面では分からない部分もあるので、状況の良い店舗、悪い店舗をそれぞれ30店ピックアップし、毎月必ず電話して状況を聞いています。好調な店舗があるのに、数値がおもわしくないのは問題点があるから。そこで、好調な理由、不調な理由をしっかりと確定しています。そのために、売れ筋商品のミーティングを行い今後の商品構成や商品企画に生かしています。

Q:ビジネスに生かしているプライベートの習慣は?

趣味と実益を兼ねて、毎月40冊以上雑誌を読んでいます。自分が経験したり話を聞いて得られる情報は限られるので、あえて自分が見ないもの、興味がないものを選んで読んでいます。雑誌それぞれの情報発信の仕方を見ることで、その情報を受け取る側をイメージできるようになります。またデジタルツールやインテリア、建築関連の雑誌などは、ファッションとの関連性が高いので参考になります。あとは、街や人の流れを注視しています。人の流れ、ファッションはもちろん、誰がどういう組み合わせで何をしているのかを注視しています。特に分かりやすいのが飲食店街です。和食店が多ければ年配者、イタリアンなら若い女性など、店舗の傾向があるかどうかを見るとその街が瞬間的に分かるし、それが出店の際の大きな情報となります。

Q:日々の発見から実践に移した事例は?

フックを掛けるだけですぐに着脱できる「FAST TIE(ファストタイ)」です。クールビズの浸透でこの時期のシャツはボタンダウンの売れ行きが圧倒的です。しかし、大事な訪問や来客でネクタイをしなければいけなくなった時、ボタンを外してネクタイ締めてと、手間がかかりますが、これならばワンタッチです。また、便利さのみならず、巻き方、パッケージなど見た目をスタイリッシュにし、色柄も整えてクールビズ向け商品として打ち出したところ、当初計画の3倍の売れ行きになりました。社員には「商品を好きにならないといい情報も得られないので、まず商品を好きになること」と「スタッフ同士でよく話して相手を知ること。それがお客さまを知ることにつながる」と伝えています。今後も、ほかにはない驚きのある商品を作っていきたいですね。

コナカ
代表取締役社長 湖中謙介氏
1960年生まれ。1982年日本テーラー(現・コナカ)入社。91年コナカと合併により取締役、2005年10月に代表取締役社長に就任。シャワーで洗える「シャワークリーンスーツ」、ワンタッチ装着できる「ファストタイ」など、斬新な商品企画を行う。

タグ: , , ,

販促会議の最新号

▲ページのトップへもどる